心照殿について

 このたび皆様のご協力により、当山の什宝物を収蔵・展示するための施設 『心照殿』が完成いたしました。
 この名称は、(月輪大師)の二つの国師号中、中御門天皇から加号戴いた『大円覚心照国師』から拝借いたしました。
 当山の什宝物は、応仁・文明の乱や明治初期の混乱などにより失われたものも多くあります。
 しかし、現存するものには、国宝指定の開山大師の墨跡を始め、国の重要文化財や府・市指定の文化財など貴重なものがあり、また皇室の御香華院という特別 な寺風のため、歴代天皇の御尊影をはじめ御遺品等、一般の方々の目にふれることの少ない品々も多くございます。 これらの貴重な品々を、よりよい状態で保存・管理・展示の上、これを後世に引き継いで行くため、現存の宝蔵その他施設の他に新しい施設の建設が、かねてより現在の私たちの責務と考えておりましたが、ここにその完成を見ることが出来ました。
 今後は所期の目的を達成するために努力して参る所存でございます。
 ここに改めて、心照殿建設に寄られました宗派、末寺関係、御寺泉涌寺を護る会を始め、多くの方々のご協力に対して深く感謝し、厚く御礼申し上げ、ご挨 拶といたします。

平成16年4月吉日