舎利殿

 舎利殿は、釈迦の仏牙舎利を奉安する貴重な霊殿である。慶長年間、京都御所の建物を移築改装したもおんで、仏殿と同時代に現位置へ移された。開山俊律師が熱願された舎利を、弟子の湛海律師が安貞2年(1228)に宋朝より将来し遷座した。現在同時に将来された韋駄天像・月蓋長者像(共に重文)とともに内陣に奉祀されている。毎年、将来の日とされる10月8日(旧暦9月8日)には舎利会法要が営まれ多くの参拝者でにぎわう。
 また舎利殿は謡曲『舎利』の舞台としても名高い。天井には狩野山雪筆の蟠龍図が描かれ、「鳴龍」としても知られている。

 舎利塔の中には、仏牙舎利が納められ、左右には月蓋長者・韋駄天が従う。謡曲『舎利』はこの仏牙が盗まれ、韋駄天が取り返す物語である。
御内庫左右の板壁面に各八体ずつ描かれた十六羅漢像で、第六代・木村了琢の筆。寛文8年(1668)に完成している。

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